9/7(土)に、JEGT2025企業対抗戦ラウンド1が開催されました!
まずはリザルトから発表すると、
予選スーパーラップB組:1’59.357 4位/9台
予選レースB:P4→P2
決勝レース:P3→P3
となりました🎉
以下、詳しい参戦レポートをご覧下さい!
チーム体制はこちら↓
出走ドライバー
ニノ高橋

社員 兼 JEGT認定ドライバー (Aランク)
森下結友

JEGT認定ドライバー (Aランク)
レポート
2025シーズンのJEGT企業対抗戦は昨年からレギュレーションが変わり、
- 予選スーパーラップA or B組
- 予選レースA or B(A/B各上位5チームが決勝レースに進出)
- 決勝レース or コンソレーションレース
以上の3回の出走機会のうち、どこか1度のみJEGT認定ドライバーの出走が認められ、残りの2回は社員ドライバー(兼認定ドライバーを含む)の出走が必要となる。
幣チーム「日本海間瀬サーキットwithニノンeMS(eモータースポーツ)」は、予選スーパーラップと決勝レースをニノ高橋選手が担当し、エースドライバーの森下結友選手が予選レースを担当、確実に予選レースを突破して決勝レースに進出する戦略を取る。なお、決勝レースに進出できない場合、コンソレーションレースに出走することとなる。
予選スーパーラップ

予選スーパーラップは本戦に先立って9/1に行われた。コースは三重県にある世界的に有名な鈴鹿サーキット。
間瀬サーキットwithニノンは予選グループBに振り分けられ、ニノ選手がアタックを担当する。
予選は各車が単独でアタック1周を走行するスーパーラップ形式、ニノ選手は1’59.357のタイムを記録、9台中4番手となったが、練習よりもタイムが遅れてしまったため悔しさをにじませた。
ニノ選手コメント:
「1分58秒台を狙っていたがアウトラップでコースをはみ出てしまい、タイヤを汚してグリップを落としてしまうくだらないミスをしてしまった。ゼッケン順の出走だったが、練習走行から時間が空いてしまい、ブレーキ感覚が掴めなくなってしまったのが敗因。」
予選レースB
予選レースBは大分県にあるリアルサーキット・オーポリスを舞台として5周で争われ、200号車間瀬サーキット・メルセデスAMGは、JEGT認定ドライバーの森下選手がステアリングを握った。
スーパーラップの順位に従い、4番手からのスタートとなる。スタート方式はローリングスタート。

森下選手はスタート直後からアグレッシブな姿勢を披露、1コーナーからライバル車に仕掛けていく。

1周目の第1ヘアピンで87号車HKS GT-Rを捉え、イン側を奪ってオーバーテイク、順位を3位に上げる。


さらに続く第2ヘアピンでは557号車G-7AS AMGの背後を捉え、再びイン側を奪う。1周目の前半セクションで早くも順位を2位に押し上げることに成功した。


その後は2周目から最終ラップの5周目にかけて、トップの55号車ME&T eMS:A RX-VISIONを追いかける展開。

一時はその差を1秒程度まで縮めたものの、追い上げもここまで。惜しくもそのまま2位チェッカーとなった。


森下選手コメント:
「タイヤが厳しくて後半は思うようにペースが上がらなかった。でもまずは予選レースを突破することができ、チームに貢献できて良かった。」
決勝レース
決勝レースは再び鈴鹿サーキットへと舞台を移す。
周回数は9周、レーシングソフトとハードタイヤの使用義務があり、ワンピットが必要となるセミ耐久的なレギュレーションで争われる。
200号車間瀬サーキットのステアリングは社員ドライバーのニノ選手が握った。
スターティンググリッドは、予選スーパーラップでトップタイムを記録したB組から、「予選レースB 1位→予選レースA 1位→予選レースB 2位」と並ぶため、3番手からのスタートとなった。
200号車間瀬サーキットはスタートでハードタイヤを選択。

序盤は同じくハードタイヤでスタートした1位/2位の55号車/56号車「MAZDA E&T METeoRACING チームA/B」の後ろにピタリと付ける展開。

しかし最終コーナーを抜けると、スタートでソフトタイヤを選択した18号車茨城トヨペット e-NEスープラにホームストレートで並ばれる。

そのまま1コーナーでオーバーテイクを許し、順位は1つ後退して4番手へ。

さらにオーバーテイクの際に空けたイン側を狙われ、25号車BTF SPIRITスープラにも先行を許す。なお、25号車もソフトタイヤでのスタートである。

その後も後方の41号車WEINS GR RC-Fに厳しく追われる展開が続く。41号車もスタートではソフトタイヤを選択、トヨタ販売店チームは各チームともソフトタイヤを選択する形となった。

続くヘアピンコーナーからその先で、41号車にもオーバーテイクを許し、順位は6番手まで後退。


続く3周目には、ソフト勢の18号車と41号車が、ハードスタートの56号車M&T eMS B RX-VISIONを捉えてオーバーテイク。200号車間瀬サーキットAMGもその集団に混ざり、56号車との差を詰める。

同じハードタイヤを履く200号車と56号車は、そのまま激しいバトルへともつれこんだ。

次の4周目、1コーナーで56号車がオーバーラン、コース外へ飛び出たところを労せずオーバーテイク、順位を1つ上げる。ハードタイヤ同士の直接対決は200号車に軍配が上がることとなった。

4周目を迎え、タイヤが厳しくなったソフトタイヤの41号車 WEINS GR RC-Fと、18号車茨城トヨペット e-NEスープラ、一気に200号車との差が縮まっていく。
今回のレースはタイヤの消耗倍率が6倍と厳しく、ソフトタイヤは4周か5周が寿命である。

続く5周目に1~4位車両の全てがピットイン、スタートからタイヤ種別を入れ替える。
トヨタ販売店チームのスープラ・RC-Fはスタートからソフトタイヤを4周使用して後半はハードタイヤ、マツダチームA/Bはハードタイヤでスタート、後半はソフトタイヤを5周使う展開となる。
200号車間瀬サーキットは、AMGがタイヤライフに余裕のないマシンであるため、5周目もハードタイヤでのステイを選択、一時トップに立つ。同様に後方の84号車TOMEI×TRUST GT-Rもステイを選択。

6周目にピットイン、ソフトタイヤへ交換していく。
同様に2位の84号車もピットイン。ここから残り4周、ソフトタイヤでのバトルが予想される。

今回は給油速度が1L/秒と遅い設定。メルセデスAMGは燃費も良くはないため、先にピットインしたトップ勢がジリジリと迫る「待ち」の時間が発生する。

タイヤ交換、燃料補給を終えてピットアウト、順位は4番手で復帰。しかし給油量の差によって、後方の84号車にはピタリと背後につかれてしまった。

しかし、ピットアウト後からニノ選手がニューのソフトタイヤで快走を披露、後方84号車を寄せ付けないペースでラップを重ねる。

レースに動きがあったのは7周目。後半戦をハードタイヤで迎えた25号車BTF SPIRITスープラを、ソフトタイヤの56号車ME&T eMS:B RX-VISIONがオーバーテイク、順位が入れ替わる。

続いて8周目には200号車間瀬サーキットも25号車をロックオン、スプーンコーナー立ち上がりで仕掛けていく。

コーナー立ち上がりで完全に優位に立つことは出来ず、25号車、200号車、さらには後方の84号車との差も詰まり、三つ巴のバトルへと発展。

130Rでタイヤグリップに勝る200号車が前に躍り出るも、最終コーナーはスリーワイドでのブレーキング!手に汗握る展開を迎える。


その最終コーナー、84号車が姿勢を乱し、振り出したリアと200号車が接触してしまう。200号車はわずかにアクセルを緩めることとなった。

その隙に25号車にも先行を許し、一気に2ポジションのダウン。
ただし、結果的にはこの接触で84号車TOMEI×TRUST GT-Rに3秒のペナルティが与えられ、最終リザルトでは順位が入れ替わることとなる。


その先の最終ラップホームストレート、25号車は燃料が厳しいためかストレートスピードが伸びず、200号車は労せずオーバーテイクに成功。順位を4番手に戻し、残り1周、3位の84号車を追いかける。

接触のフラストレーションもあり、何としても84号車TOMEI×TRUST GT-Rを捉えたい200号車間瀬サーキットAMG、ついに後半セクションで背後を捉えた。

スプーンコーナーで並びかけるも、84号車の巧みなブロックにより前に出ることはできない。


その後は2台のギャップが縮まることはなく、200号車はコース上では4位チェッカーとなった。
なお、84号車と200号車のゴールタイムビハインドは約0.5秒、84号車への3秒のペナルティによって、最終リザルトは3位へと繰り上がることとなった。


ニノ選手コメント:
「今回はタイヤ摩耗も燃料も、メルセデスAMGにとって決して有利なレギュレーションではないため、堅実にポイントを持って帰れる走りを心掛けた。それがなんとか達成できて安心した。」
総括
Rd.1の結果、現在ポイントランキングで3位に付けております!

上位10チームは東京オートサロンで行われるRd.FINALへ進むことが出来ますが、それを目標としてRd.2もチーム一丸となって頑張って参ります!
応援いただいた皆様、誠にありがとうございました!
引き続きご声援のほど、よろしくお願いいたします🙇♂️
【協賛(敬称略)】
日本海間瀬サーキット
合同会社ニノン
株式会社スタービルド
ゼクラオイル
NRTレーシング
iProject
JEGT公式動画、オンボード動画もありますので、よろしければこちらもご覧下さい。
■公式動画
57:05 予選レースB
2:23:19 決勝レース
(バトル多めだったため、たくさん映して頂いております🙏)
■オンボード映像(予選レースB)
■オンボード映像(決勝レース)

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